小学生に塾は必要か?通塾のメリットを大検証!

「小学生のうちは塾はいらない」「塾通いは中学生からでいい」とは思いつつ、周りの小学生の中には、塾通いをしている人が増えてきている。そんなとき、塾が自分のお子さんにとって本当に必要なのかがわからない、ということもあると思います。
そこでこの記事では、塾のタイプや通塾のメリットを整理していきます。これを読んでお子さんに塾が必要か判断する一助になれば幸いです。

何の目的で塾に通うかが重要

ひと言で「塾」といっても、塾によって通う目的や授業の内容が違います。塾には大きく分けて、中学受験が目的の「進学塾」学校での学びをフォローしてくれる「補習塾」進学塾と補習塾の両面を兼ね備えた「総合塾」があります。
まずは、どんな目的で塾に通いたいのかをはっきり決めておきましょう。

中学入試に特化した「進学塾」

受験に焦点を当てているので、小学校では扱わない中学受験特有の問題や詳細な知識を学習していきます。学習量が多い上に、6年生の夏までに受験に必要な範囲をすべて終わらせるなど、授業の進むスピードがかなり速いカリキュラムになることもあります。
このため、途中入塾の場合は、未習単元の学習に想像以上の時間がかかることがあるので、進学塾に決めた場合は早めの入塾をお勧めします。

進学塾というと学力の高い子どもしか通えないというイメージがありますが、多くの塾で志望校・学力別のクラスを設けているため、自分の学力に合ったクラスで学ぶことができます。

学校の授業をフォローしてくれる「補習塾」

「学校の授業で苦手なところが出てきた」「学校の成績をもっと上げたい」といった場合は、「補習塾」がお勧めです。
学校の授業に合わせてカリキュラムを組んでおり、復習に重点を置いています。地域密着型の塾の多くがこのタイプ。一人ひとりの学びに合わせて丁寧に指導してくれるのも補習塾の特徴で、個別指導を行っている塾も多くあります。

進学塾と補習塾を兼ね備えた「総合塾」

目的に合わせて、進学と補修のコースが分かれています。また、学力によって、複数のクラスが設置されていることもあります。
「受験をしようか悩んでいる」という人には、どちらのクラスもある総合塾がお勧めです。ただし、進学コースと補修コースは、学習内容や進度に大きな差があるため、途中から切り替える場合は注意が必要です。

どんなタイプの塾を選べばいいの?

中学受験を志しているのであれば、進学塾に通いましょう。また、小学校の授業を理解できていなかったり、学習意欲が見られなかったりする場合は、補習塾通いをお勧めします。
特に小学校高学年での学びは、その後の学びの土台となるので、小学校のうちに“つまずき”を克服しておくことが重要な鍵となります。

小学校低学年でも通ったほうがいい?

小学生の塾通いはいつからが適当なのか、悩みどころですよね。よく耳にするのは「小学校低学年だと、まだ早い」という意見。確かに、小学4年生から受け入れている塾も多いため、低学年の塾通いは「無駄」と考える人もいます。
でも、低学年から塾に通うことで、学習の土台となる基礎学力や集中力、学習習慣をしっかりと身につけることができます。

ただし、無理強いをすると勉強嫌いになってしまう可能性もあるため、子どもの気持ちや意思に寄り添いながら、「勉強って楽しい」と思える環境を整えてあげることが重要です。

小学校での英語教育必修化。塾の重要性は?

英語授業の必修化により、塾の重要性がますます高まっています。

具体的には、3・4年生で必修となり、5・6年生では国語や算数と同じように「教科」となり、成績もつきます。小学校での英語教育は中学、高校へとつながるための大切な学習
学校での学びに加え、塾で英語力を強化することで中学校の英語へスムーズに移行できます。加えて、英語の「聞く力」「話す力」を高めることで、大学受験や職業選択において、大きなアドバンテージを持つことができるのです。

子どもが塾に通う5つのメリット

それでは実際、小学生が塾に通うことでどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは代表的なメリットを5つご紹介します。

メリット①中学校への進学準備

中学校での学びは、小学校での学びが土台となっています。小学校で苦手となってしまった教科をそのままにしておくと、中学でさらにつまずいてしまいます
しかも、中学校の学びはさらに難しくなり、ちょっとした理解の差が、その後の学習に大きな影響を与えるようになります。このため、中学校入学前に苦手分野を克服しておくことが大切。中学校への進学準備のために塾へ通うことで、自信を持って中学での授業に臨むことができます。

メリット②基礎をしっかりと学べる

国語での読解力や理解力、算数の足し算・引き算・かけ算・わり算といった計算力などの基礎学力は、すべての学びの土台となるもの。それをしっかりと身に付けることができるのは、塾の大きなメリットです。
塾では、子どものレベルや学習進度に応じて授業を行うことが多いため、その子にとって適切なサポートを行い、必要とされる基礎学力を身につけさせることができます。

メリット③苦手分野や授業でのつまずきを克服

小学校高学年になってくると勉強が難しくなり、宿題も手間取ってしまう子どもが多くなってきます。こうした苦手と感じる科目を克服できるのが塾のメリットのひとつ。

もちろん、学校で先生に聞いて解決するのが一番望ましいことではありますが、子どもの性格や周囲の環境などから聞きづらいというケースも多いようです。
その点、塾なら聞きやすい環境が整っていますし、特に少人数制などの塾の場合、周囲に気兼ねすることなく先生に質問できます。また、苦手分野を集中して学ぶことで克服していくという、子どもに合わせた学習が行えるメリットがあります。

メリット④勉強が習慣化できる

小学生のうちは、家庭での勉強がおろそかになりがち。その理由としては、集中力が続かない勉強の習慣がついていないことが挙げられます。とはいっても、日常生活の中で、勉強の習慣が身についているかどうかが将来の学力を高める鍵になります。

その点、勉強が習慣化できるのも塾のメリットです。定期的に塾に通うことで勉強が習慣化し、勉強の楽しさを知ることでさらに勉強への意欲も高まります。
また、家庭ではゲームやタブレットなどについ興味が向きがちですが、塾であれば集中できる環境が整っていますので、「勉強に集中する」という姿勢も身につきます。

メリット⑤授業への理解度が高まる

塾では、復習はもちろんのこと、学校での予習的な内容を学ぶことが多いため、自信を持って授業に臨むことができるのもメリットです。

予習といっても、塾では分かりやすく丁寧に指導してくれるので、子どもたちには理解がしやすいでしょう。また、理解した上で授業に臨むため、勉強にも前向きになれます。

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公開日:2021-09-30 /更新日:2021-10-01

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