中学1年生でも塾に通うべき?塾の授業を受けるメリットとタイミングとは?

友達と通塾する生徒
Female student talking while holding a bicycle

小学生から中学生にあがると、部活動、友人関係などさまざまな環境が変化します。

特に授業や学習内容に関する授業が学級担任制から教科担任制に切り替わったり、学習の難度やスピードが上がったり、定期テストを受けなければならなかったりと、お子さんによってはかなり大変な思いをされることでしょう。

今回は、多くの環境の変化がある中学1年生のお子さんが塾に通うべきメリットやタイミングについて解説していきます。

小学校と中学校では何が違う?中学生が感じる環境の変化について

小学生と中学生の生活の違いは次のようなものが挙げられます。

  • 勉強のスタイルが変わる
  • 生活リズムが変わる
  • 人間関係が変わる

勉強のスタイルが変わる

公立小学校から中学校へ進学した場合、勉強に対するスタイルが大きく変わります。

具体的に変わる内容としては次の表のとおりです。

■小学校と中学校の勉強スタイルの違い

  授業 テスト 成績が進学に与える影響 授業内容
小学生 基本的に学級担任が担当する 単元ごとにテストが行われる 公立中学校に進学する場合はほとんどない 基礎を学習するため比較的易しい
中学生 教科ごとに授業を担当する教師が違う 年4,5回定期テストがある 高校の推薦や合否に関わることがある 小学生で学んだ内容の応用なので難易度が上がる

表を見てみるとわかるように、小学生から中学生にあがると、授業内容はもちろんのこと定期テストを行うことになったり、中学1年生の成績が高校進学で重要となる内申点に関わったりします

また、中学1年生で学習した内容をきちんと理解していないと、学年が上がったときの授業についていけなくなってしまう恐れがあります。

更にいえば、高校入試では中学1年生から3年生までに学習した内容が出題されます。

「中学生に上がったばかりだから」と油断していると、2年後の高校受験でとても苦労する可能性があります。

生活リズムが変わる

小学生と中学生では、生活リズムが大きく変わります。

生活リズムが変わる大きな要因として、部活動が挙げられます。

学外でクラブチームに所属しているなどない限り、多くの中学生が何かしらの部活に所属することになるでしょう。

実際の活動時間はなんの部活に所属するかによりますが、スポーツ庁の統計データによると、中学校の部活動の7割は運動部で、1日平均100分ほど部活動に費やしているということが分かりました。

時代は異なりますが、筆者は中学校のとき剣道部に所属していました。

練習時間は季節によって大きく異なりますが、朝練は毎日1時間、放課後は春夏が3時間程度、秋冬は1時間から1時間半ほど練習をしていました。

それに加え土日は3時間から4時間くらいの練習、月に1,2度は遠征なんかもあり、かなり忙しかった覚えがあります。

「うちの中学校は部活に力を入れていないから」と思われる保護者の方もいらっしゃるかっもしれませんが、スポーツの強豪校でなくても、部活の顧問の方針によっては練習が多いこともあります。

人間関係が変わる

小学生と中学生の違いとして、人間関係が複雑になる可能性があることです。

中学校によっては小学校の学区とは異なり、他の小学校の学区から通学するお子さんも少なくありません。

また、一番の変化は先輩・後輩の関係が考えられます。

小学生までは先輩・後輩の感覚が薄いことの方が多いのではないでしょうか。

しかし、中学生に上がると、学年が1年異なるだけで、敬語を使わなければならなかったり、スカートの丈や髪型なんかに暗黙の了解があったりして、関係づくりにかなり苦労されることがあると思います。

部活に所属していなければ、先輩との関わり合いは体育祭などの学校行事くらいなのであまり神経質にならなくて良いかもしれませんが、部活に所属している場合、同じ部活の先輩とは3年生は数か月単位、2年生とは1年以上付き合うことになるので、関係が悪化すると非常に大きな精神的負荷がかかることになってしまいます。

中学1年生でも塾に通うべき?通塾を検討するタイミング

中学生はさまざま環境の変化があります。

そのため、次のような場合には塾に通うことを検討してみると良いと思います。

  • 授業についていけてないとき
  • 部活動などで勉強ができていないとき
  • お子さんが難関校を目指しているとき

授業についていけていないとき

中学1年生の学習内容は、これから2年生、3年生で学ぶ内容の基礎となるものが多いです。

基礎であるとはいえ、小学校よりも学習内容の難易度が格段に上がるため、お子さんの様子をみて不安があるようであれば、塾に通うことを検討した方が良いでしょう。

部活動などで勉強ができていないとき

中学校は定期テストがあるため、日々の勉強する習慣がとても大切です。

しかし、普段部活動など勉強以外の活動がある中学生がほとんどなので、ついつい勉強をおろそかにしてしまうことがあります。

その場しのぎの勉強をしていると、後々受験生になったときに復習する範囲が膨大になり、苦労することになります

そのためお子さんが勉強を怠っているときには、通塾を検討した方が良いと思います。

お子さんが難関校を目指しているとき

公立中学校の学習内容は、学習指導要領といって全国のお子さんが一定の水準で学習できるような指針があります。

そのため「もっと高難度の授業を受けたい」、「もっと予習して難関校やその先の難関大学に受かりたい」という考えをお子さんが持った場合、物足らなく感じることがあります。

そのようなとき、塾に通うことで授業を先取りしたり、より発展した応用問題にチャレンジしたりすることができます

塾に通う具体的なメリットとは?

塾に通うメリットは、どのような目的で塾を利用するかどうかで大きく異なります。

早速、目的別に確認していきましょう。

学校の授業内容を補填してくれる

塾に通う多くのメリットとして、学校の授業内容を補填してくれる点です。

学校の授業は集団授業なので、先生がすべての生徒のつまずきをカバーしてくれるわけではありません。

ひとりひとり見てもらえたら良いのですが、学習指導要領にある学習内容は1年で必ず行うべきものなので、1人の生徒のペースに合わせて授業を進めることは難しいです。

しかし、塾は個別授業があるので、お子さんのペースで進めることができます

つまずいた部分を丁寧に説明してもらえることや、他のお子さんの目が気にならないので、しっかり学習することができます。

また、定期テストの対策もどのような問題が出やすいのかを知ることができるので、高得点をとれる可能性が高くなります。

発展的な授業を行ってくれる

塾に通うメリットとして、発展的な授業を行ってくれる点です。

塾は、難関校を目指すお子さんに向け発展クラスを展開しているところは少なくありません。

例えばお子さんが本気で「東大を目指したい」と考えた場合、難関高校を目指す必要があると思います。

高校への進学率は98パーセントを超えますが、義務教育ではないので授業内容は高校の偏差値によって大きく違います

そのため、早い段階から発展クラスで学習を行い、難関高校を目指すお子さんは少なくありません。

まとめ

今回は中学1年生が塾に通うメリットについて詳しく解説していきました。

小学生から中学生にあがる変化は中学校の壁といわれることがあります。

お子さんが壁にぶつかっていると感じたら、一度塾に通わせることを検討してみてください。

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公開日:2023-04-05 /更新日:2023-05-10

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