【第一希望に受かりたい】高校受験を迎えるまでに行うべき勉強時間とは?

小学校、中学校と公立に進んだお子さんにとって、高校受験が初めての入試になる方が多いと思います。

高校受験は学校の定期テストとは異なり、中学校で学習したすべての領域から問題が出題されます。

中1、中2で学習した内容も復習しなおさなければならないので、勉強時間を確保することが大切です。

今回は高校受験の本番を迎える前までに確保しておくべき勉強時間を解説していきたいと思います。

【勉強時間とは?】学校・塾の授業は勉強時間に含めるのか

受験のための勉強時間といっても、中学生は学校で授業も受けますし、塾に行っているお子さんは、塾でも授業を受けることになります。

学校での授業時間は、毎日4、5時間は勉強していることになります。

しかし、学校での授業は先生に教えてもらっている時間で、お子さんが自発的に勉強をしている時間ではありません。

ここでいう勉強時間は誰かに教えてもらう学校の授業の時間は含めず、自主的に勉強を行う時間をいいます。

受験生の理想の勉強時間は平日3時間

受験生の理想の勉強時間は、学校のある平日の場合には3時間といわれています。

しかし、3時間自主的に勉強する時間を確保することは、時期によってかなり難しいかもしれません。

実際に、筆者が中学3年生だったときの平日のスケジュールは次の通りでした。

【平日スケジュール】

6:45 登校

7:00~8:10 部活の朝練

8:15~15:30 授業

15:30~18:30 部活(季節による)

19:00~21:50 塾の授業

上記のように、多くの中学生は受験生となっても部活動があります。

大会の時期にもよりますが、4月から6、7月、関東大会や四国大会等の地区大会や全国大会に進んだ場合には8月の後半まで部活動を行うことになります。

また、中学校の下校時刻は季節によって異なりますが、春・夏は日が長いこともあって18時、18時半まで部活動をしなければならないケースもあります。

部活動を引退するまでは理想である勉強時間を確保は難しいと思います。

そのため、塾に通っていないなら2時間~2.5時間程度塾に通っているなら1時間~2時間程度が目安と考えてよいでしょう。

なお、勉強時間は長ければ長いほど良いわけではありません。

限られた時間を効率的に使って勉強した方が、惰性で勉強するよりも身につく可能性が高いです。

部活を引退してから徐々に時間を増やし、最終的に3時間程度勉強できるようなモチベーションにしていくとよいと思います。

休日の理想的な勉強時間は5時間から8時間

中学生の理想的な休日の勉強時間は5時間から8時間といわれています。

休日ならば部活動があったとしても、平日のように学校が無いので、十分確保できる時間ではあると思います。

とはいえ、実際に5時間から8時間の勉強を集中して行うには、勉強が習慣化していなければ耐えられるお子さんは少ないと思います。

1日であれば、長時間勉強することもできるかとは思いますが継続的に行えるのは勉強が日常的に根付いている一部のお子さんだけです。

そのため、まずは毎日短い時間でも、「勉強する」という行動を習慣化させるということが大切です。

受験がまだ遠く感じる4,5月くらいから徐々に慣れていって、最後にラストスパートをかけられるようなペースを作っていくと良いでしょう。

勉強時間が短いことを理由に子どもを強く叱っていいのか

受験生のお子さんが、勉強をしていないと「うちの子は大丈夫なのか」と心配になり、「勉強しなさい」と叱ったり、「あんた、成績悪いんだから人一倍勉強しないとだめ」とお子さんのことを否定するような発言をしてしまうこともあるかと思います。

しかし、「勉強しなさい」と言葉は、お子さんの性格によって逆効果になり得ます。

また、お子さんの友人と成績を比較して叱ったり、勉強しないことで「お小遣いをあげない」といった行為をすると、思春期に入っていることもあり、反発心を覚え、かえって勉強をしなくなる可能性が高いです。

そのため、お子さんに勉強してほしいと思うのであれば、𠮟り方を考える必要があります。強い言葉で叱るよりも、なぜ勉強する必要があるのか冷静に伝える必要があります

受験を軽く見ているような様子でしたら、一度勉強することについて言及するのではなく、現実を知ってもらうために模試を受けさせるのも手段のうちです。

模試を受けることによって自分が思う以上に問題が解けないと感じたり、結果が思ったよりも悪いことを実感してもらうことで、危機感を覚えて自発的に勉強をするお子さんも少なくありません。

また、模試の結果はお子さんが受験をするうえで、現在どの立ち位置にいるのか、数値としてはっきりわかるとともに、苦手としている強化や分野が確認できます。

勉強はやみくもにやってもなかなか成績の向上に繋がらないので、苦手分野を知り、最低限の問題を解けるようにしていくことが大切です。

受験時の勉強の習慣をつけるなら春期講習を検討してみよう

受験は、早め早めに勉強の習慣をつけることが大切です。

とはいえ、今まで定期テストの期間しか本腰を入れて勉強しないというお子さんもいらっしゃるかと思います。

受験は定期テストのようにテスト前2週間前から勉強を始めれば良いというわけではありません。

4月から入試までペース配分を考えながら勉強し続ける必要があります

そこで重要になってくるのが、中2の春休みです。

中3に上がる段階では受験への意識が薄い子は少なくないと思います。

しかし、中2の3月の段階で、受験まで1年を切っています。

そのため、中2の春休みで、受験の準備を始めることが大切です。

具体的にいうと、中1、2で学習したことの復習です。

今まで学んだことを復習することによって、お子さんの得意科目や苦手分野等が、早い段階で知ることができます。

重点的に勉強すべき科目を早いタイミングで知ることができれば、部活動等でなかなか時間が取れなくても、効率よく勉強することができます。

とはいえ、お子さんが自力で受験の準備を行うことは、かなりの根気がいることです。

そのため、春期講習を利用して、受験の準備を進めることをお勧めします。

春期講習は授業で中1、中2の学習内容を復習できることはもちろんのこと、受験本番までの勉強の計画の立て方や、講師の客観的な視点から、お子さんがどこの科目を苦手としているのか等を知ることができますのでご検討ください。

まとめ

今回は、高校受験に向けた勉強時間についてお話してきました。

高校受験は、将来に関わる可能性のある大きな出来事のひとつです。

受験勉強で目標に向かって勉強したということは、結果がどうであれ必ず人生にプラスになり得ます。

一方で「第一希望の高校に受かってほしい」と願う心も親ならば当たり前のことです。

受験勉強は結局のところお子さん自身が意思を持って行わなければなりません。

勉強を代わることはできませんが、勉強する環境を整えるサポートは行うことができます。

その手段のひとつとして、春期講習の受講や、入塾して勉強のサポートを行ってもらうという方法がありますので検討してみてください。

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公開日:2023-01-30 /更新日:2023-01-30

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