【中間や期末テストはなぜ重要なのか?】高校受験の内申について徹底解説

高校受験は、受験日当日のテストはもちろんのこと、内申点が非常に重要になってきます。

今回は中間や期末テストと内申点の関係について詳しく解説していきたいと思います。

内申点とは?

内申点とは、内申書といって中学校の成績が記載された調査書にある9教科の評定の点数のことを指します。

高校受験は受験日に行うテストだけではなく、内申点も選考の対象となります。

受ける高校によって、内申点が考慮される比率は異なりますが、受験を成功させるなら、非常に重要な要素となります。

また、高校に入学するには、受験しか選択肢がないわけではありません。

目指す高校が私立だったり、滑り止めとして確保しておきたい場合には、併願推薦等で、入学できる高校を確保することができます。

また、地域によっては公立高校でも、スポーツ推薦や一般推薦等を設けているところもあります。

内申書には、評定の他にも学校行事や部活、課外活動での実績も載せられますので、推薦で高校に入学したいと考えたときに大切となるのです。

内申点の対象となる期間は?

公立高校で考慮される内申点は国語・数学・英語・理科・社会の5教科の他、体育・音楽・美術・技術家庭等の評定も含まれます。

私立高校の場合には、それぞれ学校独自の基準がありますので、一概にはいえません。

そのため、私立高校に進学したいと思った時には、事前にどのような基準があるのか等の情報を収集することも大切です。

内申点の対象となる期間は、お子さんの在籍している中学校が2学期制をとっているのか、3学期制をとっているのかで異なります。

それぞれ対象となる期間を確認していきましょう。

2学期制の場合

2学期制とは、2002年に公立の小中学校が完全に週休5日制に移行した際に導入された制度です。

前後期制ともいわれることもあり、前期は4月~9月終わりから10月初旬、後期は10月初旬~3月までと1年が2つの学期に分けられます。

2学期制が導入されている中学校の場合、受験で内申が考慮される時期は、中学1年生の前期から中学3年生の前期までです。

つまり、中学3年生の前期終わりまでの成績が、受験で考慮されるものであるといって良いでしょう。

3学期制の場合

3学期制は、1年を3つの学期に分ける制度です。

お子さんのご両親の中には「学生の頃は3学期制だった」という方も多いのではないでしょうか。

それもそのはず、現段階で3学期制を採用している学校は全体の8割程度あり、また2001年以前に公立中学校を卒業された方は、ほとんどが3学期制だったかと思います。

3学期制を導入している中学校の場合、内申点が考慮される時期は中学1年生から中学3年生の12月初旬から下旬あたりまでです。

2学期制に比べて3学期制の方が対象となる期間が2か月ほど長いです。

期間が長いと何となく不利に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、

反対にいえば中学3年生の1学期で、思うような成績が取れなかったとしても、2学期で頑張れば巻き返せる可能性があります。

内申点は授業態度と中間・期末テストで決まる

9教科の評定は1学年ごとで評価されるので、単年の満点は45点です。

中学3年通した満点は135点となります。

2学期制が導入された2002年から、9教科の評定は相対評価から絶対評価に代わりました。

絶対評価は、その単元や科目で教科担当が設定した基準を満たせば、最高評価の5を取ることができます。

基準については学校ごとに異なりますが、大きく2つ分けることができます。

1つめは出席点や授業態度です。

授業に出席しているか、また授業で発言や発表をする等、積極的に参加しているかどうかがあります。

それに加え、ノートや学校で配布されるテキストをしっかり提出しているかどうかといった提出物も点数の対象となるケースが多いです。

特に5教科以外の副教科は、提出物が重視される可能性が高いです。

2つ目はなんといっても中間・期末テストの点数です。

当たり前ですが、テストの点数が高ければ高いほど評価が上がる傾向にあります。

ただし評定5の点数の基準は、そのテストの難易度や平均点数によって前後する場合もあります。

筆者は中学は千葉県の公立中学校でした。

5教科平均は3年通して400~450点を行き来していました。

大体中間・期末で各教科平均して90点を取るとその時の評定は5であることが多かったです。

ただしみなさんも経験があるかもしれませんが、いくら90点以上の点数を取ったとしても、提出物を忘れると4の評価にする教師も少なからずいたように思います。

そのため、高校進学の内申を考える場合には、各教科が提出物にこだわるひとなのか、こだわるのであればその教師の様式に沿ったノートを提出したり、授業中に発言したりすることも大切です。

提出物にうるさい教師は、「めんどうくさい」と感じてしまう生徒の方もいるかもしれませんが、言い換えるとテストではなく通常授業の基礎点を重視しているということです。

つまり、「〇〇の単元が苦手だ」と感じた場合には、授業へ積極的に参加することによって、評定が上がることもあります。

ただし、いくら授業態度が良くとも、テストの点数が著しく悪い場合には、評定が下がるので、積極的に授業に参加しつつ、テストでも最低限基礎問題の部分はクリアすることが大切です。

通常授業が不安なら入塾を検討しよう

今回は内申点と高校受験や推薦について解説していきました。

内申点は高校受験で非常に大きな役割を持ちます。

そのため、理想は授業態度が良く、定期テストの点数も高いことです。

しかし、苦手とする単元で、基礎を理解しないままだと授業を受けても退屈でモチベーションが下がると思います。

そのため、お子さんが通常授業についていけているか不安な場合には塾に入らせることを考えても良いかもしれません。

入塾を検討するタイミングとしては、長期休暇に実施される春期講習や夏期講習、冬期講習がお勧めです。

特に春期講習は、学年があがる前に中学1年や2年で学んだことを復習する良い機会ですのでぜひ申し込みを検討してみてください。

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公開日:2023-01-04 /更新日:2023-01-04

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