小学生の塾はいつから?塾の選び方や通わせる時期を解説

塾での学習の様子

自分の子供を塾に通わせ始めるタイミングは悩むものです。受験を控える中学生からでいいのでは?と思うのも当然といえます。

「中学受験しない子でも塾に通わせた方がいいの?」「塾に通わせるならいつから通わせるべき?」「どんな塾を選べばいいの?」など、親御さんは迷いますよね。そこで今回は小学生の通塾について解説。

入塾のタイミングや塾選びのコツ、塾の必要性や料金相場までご紹介します

塾に通う小学生の割合

塾に通う小学生の割合

客観的なデータは何よりも信用できます。
平成30年度「子供の学習費調査」をもとに塾に通う小学生がどのくらいいるのかを見ていきましょう。

※引用:文部科学省 平成30年度「子供の学習費調査」

公立に通う小学生が約4割、私立に通う小学生にいたってはなんと約4分の3が塾に通っています。

小学生の親御さんは「まだ塾は早いんじゃない?」と考える人も多いかもしれませんが、小学生が塾に通うのはもはや当たり前の時代となっています。
もちろん子供によって塾が合うかは差がありますが、一度子供の成績や学習状況を見直して、入塾を検討してみても良いんのではないでしょうか。

学年別の通塾率を見てみると、おおむね学年が上がるごとに塾に通う小学生が増えており、6年生に限っていえば、公立でも半数以上の小学生が塾に通っています。

高学年になって授業が難しくなるにつれて、授業についていけない小学生を塾に通わせたり、中学校への進学に備えて通塾を始める子が多いです

小学生が塾に通う必要性

子供の学習の様子

中学受験をする場合、塾の勉強はマストといっていいでしょう。
試験問題は、小学校で習う内容と大きく異なる面があり、学校の授業をいくら真面目に受けて理解していても合格は難しいです。

なんらかの対策をする必要があり、中学受験対策の環境として大手の進学塾はベストな選択といえます。
中学受験までのカリキュラムや学習スケジュールを用意しているだけでなく、塾が学校とのパイプを持っており、中学受験に有利に働くことがあります。

中学受験しない小学生も通塾は必要?

学習中の様子

中学受験をする場合は必須といっていい塾ですが、中学受験をしない小学生にも塾に通うメリットは大きいです。
塾に通うことで、学校の授業でつまづきそうな部分をフォローできます

小学校の授業だと、集団授業のため個々の苦手や不安要素を取り除ききれません。中途半端な理解のまま学年が上がってしまうと、次第に授業についていけなくなったりします。

塾に通うと、学習サポートのノウハウを生かして早期に不安の目を摘んでくれるだけでなく、得意分野を伸ばして先取り学習できるケースも。子供のレベルに合った学習をサポートしてくれるのが、学校の授業と違った塾の強みです。

塾に通って定期的に勉強することで、学習の習慣化にも効果があります。
現時点では勉強に不安がなくても、中学・高校に進学するにつれて勉強が難しくなり、授業外でも勉強しなければ成績がどんどん落ちていくものです。

小学生のうちから勉強する習慣がついていると、後々の成績にも好影響を与えます
学校の授業についていくのに苦労している場合や、自分から勉強する下地づくりの手助けをしたい場合は、中学受験をしない子でも塾に通わせるメリットは十分にあります。

塾に行かなくても成績のいい子ってどんな子?

成績表

中学受験など一歩進んだ学習を検討していない場合、基本的には学校の学習内容を理解できていれば塾に行く意味は薄いです。
しかし、小学校のテストは「なんとなくの理解」でも高得点を取れることがあり、テスト結果だけを見てしっかり理解できているか判断するのは難しいところ。

そこで、塾に行く必要の有無を見極めるなら、学習態度に注目しましょう。

まず通知表の「意欲・態度」の欄の評価をチェック。
学校の授業に対する意欲・態度が悪い評価の場合、一度成績が下がり始めるとズルズル落ちていきます。成績の割に通知表の意欲・態度が低評価で、成績も落ち始めたら塾に通わせることを検討したほうがいいでしょう。

普段から「わからないことは自分で調べる」という習慣がついている子は、学校の授業についていく分には塾を利用する意味が薄いです。

学校の成績が落ちていくのは大抵、わからない部分をそのままにしておくことが原因。自分で対処できる子は、目に見えて成績が落ちてきたりしない限りは塾に通わせる必要性はあまりありません。

ただし、「自分の興味がある分野は積極的に調べる」というタイプの子もいて、その場合は苦手分野のフォローが必要なケースもあります。

小学生の塾選びはココを比較

塾選びのコツ

「大手の塾なら信頼できそう」と適当な塾選びをする人もいるかもしれませんが、塾選びは超重要です。
形態やレベルの合わない塾は効果が薄いどころか、勉強が苦痛になって逆効果になることもあります。

塾の形態としては、「個別指導塾」「集団塾」があります。
個人指導塾は1対1・1対2くらいで指導する塾。集団塾は学校の授業と同じように1人の講師が多数を相手に講義をする塾です。

塾ごとに特徴があるので一概にはいえませんが、以下のような傾向があります。

メリットデメリット
個別指導塾・授業に遅れていても自分のペースに合ったカリキュラムで勉強できる
・わからないことを質問しやすい
・日程などを調整しやすく、他の習い事と両立しやすい
・集団塾より費用が高め
・競争意識が生まれにくく、友達も作りにくい
・学習速度が安定せず、遅くなりがち
集団塾・他の生徒もいるので競争意識が生まれやすい
・カリキュラムがしっかり組まれており、授業についていければ中学受験に間に合う
・講師と距離感があり、緊張感ある授業が受けられる
・一度授業についていけなくなるとずっとついていけなくなる
・講師に質問しづらい場合があり、わからないことがそのままになってしまう可能性がある
・スケジュール調整面で習い事との両立が難しい

これらのメリット・デメリットから、それぞれに向いている小学生は以下のとおりです。

個別指導塾に向いている

  • ・学校の授業についていけていない
  • ・家庭学習が習慣になっていない
  • ・習い事をしている

集団塾に向いている

  • ・負けず嫌い
  • ・学校の授業にはついていけるが、さらにレベルアップしたい
  • ・復習グセが付いている

また、塾は主に「進学塾」と「補習塾」があります。
中学受験を目標に対策をしてくれるのが「進学塾」学校のフォローや補習が目的なのが「補習塾」です。
目的に合った塾を選びましょう。

これらの塾の形態などを理解したうえで、塾ごとの特徴も考慮しなくてはいけません。

塾の講師はバイト?ベテラン?

塾の講師

塾講師とひと口にいっても、塾の先生を専門としているプロ講師と、塾講師はあくまで副業のアルバイトがいます。
「アルバイトだとイマイチ信用できない」という人もいますが、採用するときにテストや研修を受けているので、バイト講師でも学力面では十分信頼できるレベルのはずです。

プロ講師とバイト講師の差が出やすいのは「教え方」
大手の塾は指導システムを統一するなど教え方を確立していますが、小規模な塾だと「教え方は講師におまかせ」というケースも多く見受けられます。

スポーツでも「名選手、名監督にあらず」という言葉があるように、勉強が得意でも他人に教えるのが苦手な人もいます。
教え方が下手な講師の多くは、「生徒がどこでつまずいているのか分からない」ことが多いです。

特に苦手をなくすのが目的の補習塾では、生徒がわからない部分を理解して的確なアドバイスをできるのが、教え方が上手な講師と言えます。

生徒が授業の進み方が早いと感じるようなら、理解が不十分なまま授業が進んでいるかもしれません。ほとんどの塾は体験入学や見学会を実施しているので、講師の授業の進め方を事前に見ておくことをオススメします。

オンラインの塾ってどうなの?

オンライン授業の様子

近年オンラインで授業をする塾が増えてきており、注目を集めています。
密になる心配もなく、コロナ禍でも安心して授業を受けられますが、なんとなく対面のほうが効果があるような気もしますよね。

オンラインの塾について、特徴やメリットを紹介します。

オンラインのメリット

  • ・質の高い講師の授業を受けられるかもしれない
  • ・自宅でできるので時間の節約になる
  • ・感染リスクが低い

オンラインのデメリット

  • ・子供の態度がわかりにくい
  • ・音声や映像が途切れない通信環境が必須

オンラインだと地域格差がなく、質の高い講師の授業を誰でも受けられます。
自宅でできるので通塾時間を節約できる点、大きな教室を借りる必要がないので、塾側はコストを抑えられて授業料が安くなる点もメリットです。

デメリットとして、対面と比べて生徒の様子がわかりにくく、サボっていてもバレにくい点が挙げられます。
子供の学習意欲次第で塾の効果が大きく左右されるので、自分から勉強しようとしない子はオンライン塾を受けても効果が薄くなってしまいます。

オンラインの塾は、録画で行うものとライブ配信で行うものがあります。

録画の場合、一時停止や早送りなどを使えるので、自分のペースで授業を受けられますが、リアルタイムで講師に質問できない、やる気のない生徒を注意できないといったデメリットもあります。
ライブ配信の場合、チャットを使った質問、画面共有を使った資料の確認など臨機応変な使い方もできて、録画の場合よりも対面で行う授業に近い雰囲気です。

通信環境が悪いとスムーズに授業が進まない、生徒の手元までは見えないのでちゃんと授業を受けているか確認できないなどのデメリットがあります。

小学生の通塾は、周りの評判も重要

塾の評判

大手の塾だと口コミも多いですが、実際の雰囲気は教室ごとに違うものです。
子供の友達や知り合いで塾に通っている子の評判や口コミの方が、雰囲気をつかみやすいでしょう。特に同じ学校に通う子からの口コミは、塾のレベルを知るのに重要な情報です。

とはいえ、合う塾かどうかは子供ごとに違います。
実際に足を運んでしっかりと自分の目で見て判断することが大切です。口コミやSNSを見ただけで判断するのはやめましょう。

小学生はいつから塾に通うべき?オススメは4年生に上る前

塾に通う年齢

苦手克服が目的の補習塾に通わせる場合、子供の成績が落ちてきたと感じたタイミングが通わせどきです。
子供がつまずくタイミング次第なので、通知表やテストの結果をよく注意しましょう。

中学受験を見据えた進学塾の場合、4年生に上る前、3年生の後半くらいのタイミングがオススメです。
塾のカリキュラムは4年生から本格的な受験対策に入ることが多く、そのちょっと前から授業を受けて塾に慣れておくといった意図があります。

逆に中学受験を目指さない場合は、本人の学力や学習意欲を踏まえて通塾を検討してみてはいかがでしょうか?

小学生の通塾費用の相場。月謝が安い塾にも注意

塾の費用

文部科学省 平成30年度「子供の学習費調査」によると、小学生の塾の出費額平均は公立で年間13万6000円、私立で年間33万7000円です。
塾の料金は補習塾よりも進学塾のほうが高額で、私立の小学生は進学塾に通う割合が高いのでこのような差があります。

月謝の相場は補習塾で8000円~1万6000円(年間10万~20万円ほど)進学塾で3万円~5万円(年間30万円~50万円くらい)です。
これだけでも馬鹿にならない金額ですが、塾にかかる費用は月謝だけではありません。月謝以外にかかる費用は、主に以下のものが挙げられます。

  • ・入塾金
  • ・教材費
  • ・季節講習費
  • ・交通費

入塾金や入会金は発生する塾と発生しない塾があるので、入塾前に必ず確認しましょう。発生する場合は1万円~2万円くらいが相場です。

教材費は塾が指定する教材を購入するときの費用で、集団塾だとほぼ間違いなく指定教材があります。学年が上がると使う教材が変わるので、教材費は毎年必要になります。
1教科あたり3000円~5000円程度が相場ですが、なかには3万円ほどになることもあるので要注意です。

季節講習費は夏期講習や冬期講習など、長期休みに合わせて実施する特別講習で、休み明けの勉強についていくための準備や、受験対策として行われます。
ざっくり月謝の2倍くらいが相場と覚えておきましょう。進学塾の場合、6年生の季節講習は大事な時期ということもあってかなり高額。月謝の3倍~5倍くらいの費用がかかります。
季節講習を始めとする特別講習の有無、料金は事前に確認しておかないとかなり手痛い出費になります。

そして、意外と見落としがちなのが交通費です。
電車やバスなどの公共交通機関を利用すると、交通費がかかります。塾によっては定期テストや特別講習は普段と別教室で開催というケースもあり「近所の塾だから大丈夫」と思っていたのに、想定外の出費が必要になるかもしれません。

このように月謝以外にもさまざまなお金がかかるので、「月謝が安いからお得」と考えていると危険です。

月謝以外の出費が必要か確認し、年間費用がいくらになるかを計算した上で判断しましょう

自分にあう教室を探そう!

公開日:2021-02-24 /更新日:2021-02-24

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